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総ビリルビンとは?
血液中にある赤血球の寿命は約120日。ビリルビンとは、その赤血球が壊れる時にその中のヘモグロビンが分解されてできる色素のこと。肝臓で処理(抱合)され胆汁の成分となって胆道に入り、十二指腸を経由して便に排泄されるのです。肝臓で処理される前のビリルビンを間接ビリルビン、処理された後のビリルビンを直接ビリルビン、その二つを併せて総ビリルビンといいます。
肝機能障害や胆管障害などがあるとビリルビンがうまく排泄されずに血液中に増加しますので、ビリルビン値を測定することでこれらの臓器の障害を調べることができます。特に、総ビリルビンは黄疸を確認する検査として用いられます。
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検査値の見方
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0.2〜1.1mg/dl |
(※基準値は医療機関・検査方法により異なります)
ビリルビンは空腹時に増加し、食後に低下します。運動によっても増加しますので、検査前日・当日の激しい運動は避けるように。 |
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