脂肪肝 |
食べ過ぎ、糖尿病、過度の飲酒などで肝臓に脂肪がたまる病気。自覚症状はほとんどなく、検査では軽度の検査値の異常が見られ、超音波検査やCT検査で脂肪がついている様子が見られる程度。脂肪肝で肝臓自体が悪くなることはあまりないが、将来、動脈硬化性疾患につながる危険性大 |
急性・慢性
肝炎 |
ウィルス感染によって肝臓が悪くなる病気。ウィルスが持続的に肝臓に住みついたものが慢性肝炎、急激に肝臓が破壊されていくのが急性肝炎。A型、B型、C型などが代表的で、日本にはB型、C型肝炎ウィルスが多い。進行すると肝硬変や肝臓がんになることもある |
アルコール性
肝障害 |
習慣的な飲酒によって、肝臓に負担がかかるもの。肝臓はとくにアルコールの影響を受けやすい。進行すると、肝臓以外のすい臓、腎臓、肺などの臓器障害や神経障害なども問題になる |
肝硬変 |
肝炎やアルコールが原因で肝臓の細胞が破壊されつづけ、肝臓の中に線維が増えて固くなり、肝臓の表面がでこぼこになった状態を肝硬変という。肝硬変になると肝臓内部の血液循環に異常が生じて肝臓の働きが果たせなくなる。日本では、C型肝炎による肝硬変が多いが、ここ数年、アルコールによるものも増えている |
肝臓がん |
肝臓がんは日本人に多いがんの一つ。初期はまったく自覚症状がない。肝硬変と診断されたら、定期的に超音波などの画像検査を受け、肝臓がんの早期発見に努めよう |