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肺活量って?
肺活量とは、肺の換気能力を示す数値のこと。思いっきり息を吸って思いっきり吐き出した量のことを言います。標準的な肺活量は、年齢や性別、身長によって異なります。また、肺に何らかの疾患があるときには、膨らみが悪くなります。
あなたの検査値は?
肺にどのくらい空気が入るのか、また入った空気がどのくらい出ていくのか、などの肺活量を調べることで肺や気管支の機能障害があるかどうか、またその程度が分かります。1回の検査でさまざまな項目が調べられます。
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肺活量(VC 予測肺活量)(ml)
男性:{ 27.63−(0.112×年齢) }×身長(cm)
女性:{ 21.78−(0.101×年齢) }×身長(cm) |
(※基準値は医療機関・検査方法により異なります) |
検査項目 |
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項目説明 |
%肺活量
(%VC) |
VCの80%以上 |
1回の最大の呼吸でゆっくり吐いて肺から出入りする空気の量を実際に測定した値と予測肺活量の割合。肺の伸び縮みが悪いと低下します。 |
努力性肺活量
(FVC) |
VCとほぼ同じ |
最大の速さで一気に吐き出した空気の総量のことを努力性肺活量と言います。このうち、最初の1秒間に吐き出した空気の割合を1秒率といいます。肺気腫や気管支喘息があると空気を吐き出しにくくなるため、低下します。 |
1秒率
(FEV1.0%) |
70%以上 |
残気量 |
1000〜1500ml |
どんなに息を吐いても肺の中には空気が残っています。その量を測定すると、肺が固くなる疾患や気管支喘息などの疾患の有無が分かります。 |
1回換気量 |
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平静時の呼気と吸気の量のこと。 |
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全肺活量の内容 |
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