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尿酸って?
尿酸とは、核酸(人の体をつくっている細胞に含まれているもの)を構成するプリン体と呼ばれる物質が体内で分解してできる最終産物。つまり、体で代謝された残りカスのことです。尿酸は、血液を通り腎臓で濾過されて尿として排出されますが、その処理がうまく働かないと血液中に結晶となって関節に溜まり、炎症を引き起こします。これが痛風です。 |
あなたの検査値は?
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男性4.0〜7.0mg/dl 女性3.0〜5.5mg/dl |
(※基準値は医療機関・検査方法により異なります)
一般に7.0mg/dl以上の場合を高尿酸血症と呼びます。男性のほうが女性より高く、また年齢が増すと高値になります。
●高尿酸血症・痛風
血液中の尿酸が心臓や脳、腎臓に沈着し、組織を破壊したり結石をつくったりすることを高尿酸血症といいますが、この状態が続くと急性心筋梗塞、脳出血や脳梗塞などの脳血管障害、腎機能障害などの発生が高くなる危険性があります。
高尿酸血症になる原因は、肥満、プリン体のとり過ぎ、多量の飲酒、激しい運動など。したがって、高尿酸血症の場合には、プリン体の多い食品を避け、脂肪やアルコール飲料の過剰摂取は避けなければなりません。
プリン体を多く含む食品 |
えび、するめ、いわし、かつお、大豆、あんこうの肝、しらこ、あじの干物、ビール |
プリン体の少ない食品 |
穀類、パン、いも類、牛乳、チーズ、バター、鶏卵、野菜類、茶、コーヒ
ーなど |
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