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尿たんぱく
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 基準値を超えると?   What's 腎機能?
-見出し-尿たんぱくって?

尿たんぱくとは、文字の通り尿の中に含まれているたんぱくの総称。血液中に含まれている各種のたんぱくは、低分子たんぱくを除くと腎臓の糸球体(しきゅうたい)から濾過(ろか)されることはありません。また、たとえ一部のたんぱくが糸球体から濾過されても尿細管で再吸収されます。つまり、尿中にたんぱくが出現する場合は、糸球体や尿路の障害が考えられます。

-見出し-あなたの検査値は?

基準値  陰性が正常
検査値は陽性・陰性で判断されます。

尿たんぱくは、健康な人でも尿中に出ることがあります。横に寝ている時は陰性なのに、立ちあがると陽性になることがあったり、激しい運動の後、たくさんの肉を食べたり、何かに感動した後などにも陽性になることがあります。

《検査を受ける時の注意点》
朝起きてすぐの尿を採取するのが最適
尿は出始めと終わりを除いた中間尿を採取
  (とくに女性は外陰部のよごれや膣の分泌物が混入することがあるので注意)
ほかの雑菌がコップの中に入らないようにする

基準値を超えるとどうなる?
尿たんぱくは主に腎臓や尿路の機能を調べる検査。検査値が陽性の場合には、腎炎や腎硬化症、ネフローゼ症候群、尿路感染症などの腎臓や尿路の障害が疑われます。最初の検査で尿たんぱくが陽性の場合は、測定方法を確認し、異なる測定方法での再検査が行われることもあります。尿たんぱくが1日に150mg/dl以上の場合、病的たんぱく尿と診断されます。
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