What's 糖尿病?
-見出し-糖尿病とはこんな病気です

健康な人が食事をして炭水化物や糖類が消化吸収されると、血液中にブドウ糖として蓄えられます。
この血液中に蓄えられた糖のことを血糖といいます。この血糖はすい臓から分泌されるインスリンというホルモンのはたらきで体の細胞内に取り込まれ、エネルギーに変えていますが、このインスリンが血糖を処理しきれなくなり、血液中に糖が過剰になってしまうと血管や神経などにさまざまな障害が出ます。これが糖尿病です。

検査
糖尿病は主に血液検査と尿検査で分かる以下の検査値から調べます。
血糖 HbA1c(NGSP) HbA1c 尿糖

《糖尿病のタイプ》

インスリン依存型 インスリンをつくるすい臓に問題があるケース。インスリンが少ない場合と、インスリンの調節力が悪い場合があります。先天性のものが多く、小児や若い人が比較的急激に発病することも。治療には、インスリン注射が欠かせません。日本では、糖尿病患者数の約3〜5%程度がこのタイプだと言われています。
非インスリン依存型 インスリンの分泌は正常だが、糖が必要以上に供給される場合。糖尿病の約95%がこのタイプで、成人になってから発病することが多く、加齢、肥満、食べ過ぎ、運動不足などの生活習慣が主な原因です。インスリン依存型がウィルス感染や自己免疫などに関係して発症するのに対し、インスリン非依存型は体質遺伝も大きく関係しているので、近親者、とくに両親が糖尿病患者ならば発病する可能性は高くなります。
2次性糖尿病 ほかの病気が原因で起こる糖尿病。すい炎でインスリンをつくる細胞が損傷を受けた場合や、インスリンのはたらきを妨害するステロイドホルモン(膠原病や気管支喘息で用いられる薬)の投与によって誘発されることもあります。

インスリンの働き
すい臓ランゲルハンス島に住む
インスリン軍団
ブドウ糖を細胞内へ取り込み
エネルギーに変えたり

余分なブドウ糖を見つけたら・・・

血糖の量を調節しています。

-見出し-こうして基準値に近づけよう

糖尿病改善のポイントは、なんといっても食事や運動などの習慣を見なおすこと。とくに食生活では、食べ過ぎ・飲み過ぎによるエネルギーオーバーにならないよう、普段から心がけることが必要です。

《糖尿病にならないための食生活のポイント》
1日に取るエネルギー量を決める
栄養のバランスよく食べる
脂肪の取り過ぎに注意
食物繊維をたっぷりとる
お酒を控える
3食決まった時間に食べる

-見出し-病院に行くなら…

糖尿病は遺伝的要素も大きな原因になります。家族に糖尿病患者がいたかどうか、過去の糖尿病歴、毎日の食事習慣などを整理してから医師の問診・診察を受けるとより的確な診断が受けられます。

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